「プログラマが知るべき97のこと」読書感想文
- 作者: 和田卓人,Kevlin Henney,夏目大
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2010/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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通称97きのこ本を、監修者の和田さん(id:t-wada)からいただきました。ありがとうございます!
この本は81人のプログラマによる107本のエッセイが収録されています。
以下、読書感想文です。
最初のページで
本を手に取り、3ページほど捲ったところ、気になる一文が。
いなくなってしまった友人へ
この「友人」という単語、読み手によっては様々な人物をあてはめることができるのではないでしょうか。
たとえばですが、私は
- 友人
- 師匠
- 会社の同僚
- この業界から去った人
などがあてはまるのではないか、と思いました。
1.と2.に関しては「あなたが言っていたことと同様のことがこの本に書いてあった。ありがとう」というような感謝を込めて。
3.と4.に関しては「あの時のあなたにこの本があったなら……」みたいな感じでしょうか。
まぁ、私が考えすぎなだけかもしれませんが(このページに10分程度使いました)。
「何を」「どのように」学べばいいか
この本には実にたくさんの用語が登場します。
中には、ある技術について学ぶ意義が書かれているエッセイもあります。
「登場」あるいは「書かれている」ということは、プログラマになりたいなら知っておくべきだ、ということに他ならないのだと思います。
なので、「何を勉強すればいいのか…」と頭を悩ませている人(学生とか)はこの本を読み、登場した用語や技術について学べば良いと思います。
また、エッセイ中に様々な名著と呼ばれている書籍が登場するので、まずそれらの本を読むのも手だと思います。
ちなみに私は「達人プログラマー」と「Code Reading」を全く読んだことがないので、読書予定です(幸い、友人や先生にお借りすることができました)。
「勉強するとして、どうやって?」という場合もあります。
この「とうやって?」という部分に言及しているエッセイがあります。
18. 学び続ける姿勢
この中に十数個の方法が書かれているので、それを試してみましょう。
ただし、「常に自分よりもレベルの高い人と仕事をする」や「勉強会を自ら立ち上げる」など、学生ではちょっと厳しいものもあります。
これらは勉強会やカンファレンスに積極的に参加することでカバーしましょう。
勉強会での出会いが、新たな道を紡いでくれるかもしれません(そのあたり、私は幸運ですね!)
KPTを使う
エッセイ中で「〜をするのはよくない」と書かれていて、ふと手を止めます。
「あの時にやってしまってたな」
こう感じたらそれは改善すべき点です、メモしましょう。そして、今年の改善目標にかかげます。
ちなみに私は駄目な点がいっぱいあった気がします。
それとは逆の、自分が今出来ていることもメモしましょう。
『継続は力なり』ですね。
また、試したいこともメモしておきましょう。
こんな風に、きのこ本を読みながらKPTを作成しておくと、自分の現状がわかります。
それを元に改善をやっていけば、達人に近づけるかもしれません。
私もKPTを書きだしてみましたが、PとTが多すぎて噴き出しかけました。
きのこ本に関連するエントリを読む
参考になります、本と合わせてぜひ読みましょう。
まとめ
「プログラマの知るべき97のこと」はつまり、「プログラマを志す人も知るべき97のこと」でもあると思います。
気軽に読める本なので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
堅苦しく書きましたが、要するに「皆できのこ本読みましょう!」ってことで。
余談
感想文……?
何か途中で方向性を間違った気がします。
あと、きのこ本は保存用・観賞用・布教用として揃えると便利そうですよね。