『修士研究の一環でTDDプロセスデータ収集中です』という話

先日Twitterでリンク先を放流しましたが、こちらにも改めて記載しておこうと思います。
TDDプロセスデータ収集 - Wiki - Saga University CS 3rd Lab PMS
以下、補足的な何か。

データ収集対象の言語や環境

基本的には

  1. TDDを行える
  2. git-nowが使用可能な状態のGit

を満たすなら言語や開発環境は問いません。どんな言語でもWelcomeです。
決して、

が主な理由というわけではないです。ほんとですよ?

記録にGit、git-nowを利用しようと考えた理由

今回のデータ収集では言語、環境をあまり制限したくはないので、環境を制限してしまう記録ツールは使えません。
また研究の特性上、TDDのサイクルを崩さないような記録方法を考えなければなりません。
そこでgit-nowの利用を考えました。

  • git
    • git now は TDD との相性がいい
    • git now --rebase する前にタグを打つことで、自分の傾向を知ることができる
    • git のブランチはとても軽いので気軽に使える
TDD Boot Camp のお題を C# と Git でやってみた - 予定は未定Blog版

上記に書かれている通り、git-nowはTDDとの相性が良いです。
それに加えて、コミットコメントがコミット時刻とdiffなので、プロセス解析の際に便利なのではないかと考えました。

記録方法を単一の形式にしたのは、複数の選択肢があると解析がすごく大変になるのでそれを避けるためです。

課題

課題はTDD Boot Camp福岡のお題として使用されたMotsunabeZombieProject(略してmzp)です。
これを使おうと決めた理由は、課題は言語依存しない形で設計されていることと、他のTDDBCで使用された課題と違い課題数が豊富ということです(といっても課題6以降は任意です)。
あと、このままお蔵入りするのはもったいない!
ちなみに課題6で利用するWebサービスですが、今のところ「自力で構築してください」となっています*1

送付方式はメール一択?

あれです、TwitterIDを研究室サーバ上にのせたくなかっただけです…。

去年の卒論

去年のmy卒論β版をこちらに放置してあります。
私が去年何をやっていたかが一目でわかるかも?

最後に

自分は(経験者・上級者に)該当しないと思っている方も「TDD上級者じゃないから…」と敬遠するのではなく、「上達するために利用してやる!ただしデータは提出しない(キリッ」みたいな感じで課題に挑戦してみることをお勧めします。
でもデータを提供していただけると研究の幅が広がるので、できればください!

*1:ある御方のお力を借りて構築中という噂