『実践F# 関数型プログラミング入門』読了
- 作者: 荒井省三:いげ太
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/01/07
- メディア: 大型本
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読みやすい、わかりやすい
初心者にとって参考書の読みやすさ、わかりやすさは(個人的には)とても重要だと思います。
そしてこの本は読みやすく、わかりやすいです。
非常に丁寧な解説や言及が、これら2つをひきだしているのだと思います。
構成が良い
章の順序構成が良い感じだと思いました。
たとえばプリミティブ型のきちんとした説明は5章までありませんが、これは型推論があるF#ならではの構成だと思います。
そんな感じで、言語の特徴を活かした章構成なので楽しく読めます。
著者の想いが伝わってくる
特にリスト4-16あたり。
誤植
誤植がいくつかあります。
ただ、正誤表がそのうち公開されるらしいので、この問題はそのうち解消されると思われます。
MapReduceの話をするなら・・・
わりと最初のほうでMapReduceの説明が書かれているのですが、実装例はでてきません。
説明を書くなら例も書いてほしかったかな、と思いました*1。
あと↑とは直接関係はないですが、コンピュテーション式はもう少し非同期ワークフロー以外での話がほしかったかなと。